Hana no Tabi
花の旅
[ジャンル] | 地唄 |
[流派] | Ikuta Ryû - 生田 |
[対象楽器] | 峰崎勾当 - 三弦 |
詩 :
はる風に靡く姿やあさみどり、好いたしうちに誘はれて、 思ひ立つ名のでぐちの柳、 都を過ぎてここかしこ、八ちやう三ところかきちらす、 ひとふうかはる大津絵の、七つ道具の武蔵坊、 かたいいしばのあひだより、ぬるりぬるりと瀬田うなぎ、 長いたびぢを踏みわけて、草津の里の姥が餅。 つくつくつゑの下くぐる、めがはの水の忍ぶ恋、 なんぼいしべのお前でも、心たがはすその手くだ、 座敷騒ぎをかこつけて、をどりこじるはみなぐちに、 うまいしゆびじやと登りあふ、 あひのつちやま、雨にしつぽりと、おほたけこたけさかのした、 心のたけはつくされぬ、ふですてやまのその中を。 関にせかかるむくもとの、娘ごころの一筋に、 津の町通るあみだ笠、人目かまはぬ旅の空、 くもづの河を高からげ、又の泊りを松坂と、 つげのくしだも通り過ぎ、かみの油の口上手、 煙草入売る小林屋、伯父もおばごも買うて行く、 |
花の旅 は下記のアルバムに収録されています
アルバム | アーティスト | |
Kikuhara Hatsuko Zenshu vol. 15 |
歌 : 菊原 初子 三弦 : 菊原 初子 | |
Sokyoku Jiuta Taikei 16 |
箏 : 高野 和之 三弦 : 室岡 松孝 歌 : 中田 博之 |